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地盤調査とは?地盤調査の費用の目安についても解説します!

2022/03/18

注文住宅を検討している方の中には、これから土地の購入を検討している人も多いのではないでしょうか。土地の購入にあたって気をつけたいことのひとつに、地盤の強さがあります。地盤が弱いと、どれだけ丈夫な家を建てたとしても住まいの安全性に不安が残ります。そんな不安を解消するために、土地の購入の際には地盤の強さを調べる地盤調査が必要になります。

今回は、地盤調査とはどのような調査なのか、どれくらいの費用がかかるのかについてご紹介します。

 

□地盤調査とは

*地盤調査が必要となるタイミング

地盤調査は一般的に、土地を購入するタイミングや家を建てるタイミングで行います。

土地を購入するタイミングであれば、行政機関や地盤調査会社が無料で開示している情報を通じて、調査結果を知ることができます。その調査結果を判断材料にして、その土地を購入するかどうかを決められるので、ぜひ参考にしてください。

家を建てるタイミングであれば、注文住宅の新築を依頼する施工会社などに地盤調査の必要性を判断してもらうのが一般的です。調査が必要であれば、施工会社を通して地盤調査会社に地盤調査を依頼します。当社でも、新築後に安心して暮らしていけるように、契約の前に一度しっかりと地盤調査をいたしますのでご安心ください。

 

*地盤調査でわかること

では、実際に地盤調査が必要と判断された場合、地盤調査を通じてどのようなことがわかるのでしょうか。地盤調査でわかることは大きく以下の4つです。

・地盤構成や強度・支持力の把握
・土質・土層の把握
・地下水位の把握
・液状化判定

地盤構成とは、その土地が自然に形成された土地なのか、人工的に形成された土地なのかということです。その土地がどのように形成されたのかを明らかにした上で、家を建てるのに十分な強度があるのかを調べます。地盤の基本的な強度に加えて、地震への強さを示す指標がその他3つの項目です。このように、その土地全体の質を調べるのが地盤調査の目的になります。

 

□地盤調査の費用の目安

*スウェーデン式サウンディング試験(SS試験)が一般的

注文住宅のような戸建て住宅を新築する際には、「スウェーデン式サウンディング試験(SS試験)」という方法で地盤調査を行うのが一般的です。先端がスクリュー状になった棒を回転させて、重りで棒を地面に貫入させていく調査方法です。

他にも、人工的な地震を発生させて調査する「表面波探査」や、頑丈な地盤までくり抜いて調査する「ボーリング調査」を採用することもあります。このボーリング調査は、マンションなどの大きな建物を建てるときに主に採用される調査方法です。

 

*低コストで行えるSS試験

注文住宅を建てる場合、土地の四隅と中心部の計5箇所に10メートルほどの深さまで棒を貫入させて調査するのが一般的です。(土地の形状が5角形などの場合は6箇所になることもあります)調査自体は半日ほどで完了し、簡易的な速報値であればその場で知ることができます。正確な数値結果が出るまでには数日間かかるため、簡易的な速報値で地盤改良が必要かどうかを判断することもあります。

一般的なSS試験であれば、費用は2万円ほどとなっています。ボーリング調査では25~30万円ほどかかるため、比較的低コストで行える地盤調査と言えるでしょう。

 

□まとめ

今回は、地盤調査とはどのような調査なのか、どれくらいの費用がかかるのかをご紹介しました。どれだけ丈夫で地震にも強い家を建てたとしても、地盤が軟弱では安心して暮らしていくことはできません。土地の購入や家の新築の際には必要に応じて地盤調査を行い、安心を手に入れましょう。


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