床暖房のメリットとは？床暖房とエアコンの料金・光熱費を徹底比較

床暖房のニーズは年々増加しており、注文住宅を建てる際には多くの人が床暖房を検討します。この記事では床暖房のメリットとエアコンとの比較について解説します。

□床暖房のメリット

床暖房の大きなメリットとして、次の3つが挙げられます。

＊足元が温かい

温かい空気は上に、冷たい空気は下に溜まる性質があるため、エアコンの暖房をつけても足元が冷えてしまうという場合も多くあります。床暖房は足元から温める事になるため、体全体が温まります。冷え性に悩む人にはもちろん、妊婦さんや小さなお子様、ペットの犬や猫も同じ温度で過ごす事ができるというメリットがあります。

＊お手入れが楽

エアコンは清潔な空気を送るためには定期的にメンテナンスをする必要があります。また、ファンヒーター等の暖房機器についても裏側にホコリがたまるため、掃除をする手間がかかってしまいます。その点、床暖房はメンテナンスや掃除をする事がなく、通常の床掃除で清掃できるという点が魅力です。

＊乾燥しにくい

エアコンやファンヒーター、ガスストーブは温風を室内に送るため、乾燥しやすいと言われています。床暖房は温風ではなく、電気もしくは床下に温水を循環させる事で温める仕組みです。そのため部屋の中を乾燥させる事なく温めることができます。

□床暖房とエアコンの比較

ここでは初期費用、修理費用、体感温度について、床暖房とエアコンを比較して解説します。今後床暖房を導入する際の参考にしてください。

＊初期費用

18畳程度の部屋用のエアコンで、設置費用は約10万円～15万円です。
一方、床暖房は電気式なら約30万円～40万円。温水循環式なら約50万円～60万円となります。そのため、初期費用はエアコンの方が安くなる事が分かります。

＊修理費用

エアコンの修理費用は約1万円～数万円程度である事が多いですが、床暖房は壊れてしまうと床を一度剥ぐ必要があるため、非常に大がかりとなります。そのため、費用は約20万円～30万円と高額になります。しかし、床暖房は基本的に故障する頻度が低く、何十年と故障せずに使用できる事が多いです。そのため、修理費用を心配する必要はそれほどないかと思われます。

＊体感温度

上半身が温まるエアコンと足元から温める床暖房では、体感温度は床暖房の方が温かく感じます。何故なら、足を温める事で血流が促進され、さらに温かい空気は上昇するからです。
つまり、床暖房の方が効率よく体を温める事ができるという事になります。

□まとめ

エアコンは気軽に設置でき、床暖房は大がかりなイメージがあるかと思います。そのため、床暖房設置を諦めてしまう人も多いですが、体を温める事については非常に効果的な設備となっています。冷え性などのお悩みがある人は、是非床暖房を検討してみてはいかがでしょうか。

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