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吹き抜けで後悔しがちなポイントとは?後悔しないための方法について解説します
家を建てる際に開放感のある広々とした空間を求め、吹き抜けを取り入れる方が増加傾向にあります。しかし「理想と違い後悔している」「じっくり検討すればよかった」などと、吹き抜けを造ったものの、後悔する方も少なからずいるのではないでしょうか。そこで今回は、吹き抜けで後悔しがちなポイントと、それを防ぎ後悔しないための方法について解説します。
□吹き抜けで後悔しがちなポイントとは?
*1階が寒くなり、光熱費が高くなる
リビングなどに吹き抜けを設置すると空間の体積が大きくなるため、エアコンの効きが悪くなります。特に冬場は、エアコンから出る温かい空気が吹き抜けによって上にあがってしまうので、1階の足元付近が冷えて寒くなるのです。また、空間が広く、エアコンの効きが悪いと、エアコンを常にフル稼働せざるを得なくなり光熱費も高くなってしまいます。
*想像以上にメンテナンスが大変
吹き抜けの上部に設置された天窓の掃除や照明の交換は、高さがあるため危険を伴います。
はしごを使用して作業を行うことになり、場合によっては足場が必要になります。また、吹き抜けの内側にある窓は結露がつきやすく、カビの原因にもなります。いずれにしても、高所作業は非常に危険なため、専門の業者に依頼するのが望ましいです。
*生活音やにおいが気になる
吹き抜けは、空間がつながっている状態であり、生活音やにおいが広がりやすいです。たとえば、2階の話し声や生活音が1階に伝わったり、1階のキッチンから2階に料理の匂いが伝わるようなケースです。このように生活音や匂いに敏感な方は、気になることが多くなる場合もあります。また、家族によって生活リズムが異なるご家庭でも、例えば早朝にキッチンで調理する音が寝ている家族を起こしてしまうなど、ストレスの原因となってしまう可能性もあります。
*日当たりが良すぎて暑い
吹き抜けに設置した天窓から入ってくる日差しは、リビング全体が明るくなり気持ちの良いものですが、真夏のように日差しが強いと部屋がすぐに暑くなってしまいます。近年の猛暑により、これまで以上に暑く感じられる方が多いかもしれません。家具や床に日光が直接当たると、日焼けの原因にもつながります。
□吹き抜けで後悔しないための方法
*高気密高断熱住宅
住宅を高気密高断熱にすると冷暖房効率が上がるので、吹き抜けであっても冷暖房の効きが改善し、室温が維持されるでしょう。
*シーリングファンを設置
吹き抜けの天井付近にシーリングファンを設置すると、空間の空気をかき混ぜ空気の循環がよくなるので、室温のムラが改善されます。エアコンの効率もアップします。
*輻射式暖房を利用
輻射式暖房は、赤外線を放出し、部屋そのものを暖めるタイプです。こちらも室温のムラが少なくなり、体感温度が上がります。床暖房や蓄熱式暖房、薪ストーブなどがおすすめです。
*吹き抜けの照明位置の高さに気をつける
吹き抜けの照明を高くしすぎると、メンテナンスが困難になります。脚立で届く程度の位置であれば、メンテナンスがしやすくなります。スポットライトやブラケットライトなど壁面に設置できるタイプが便利です。また、壁面を照らす間接照明などもおすすめです。
□まとめ
今回は、吹き抜けで後悔しがちなポイントと後悔しないための方法を見てきました。
吹き抜けで後悔するポイントは、光熱費が高くなり、メンテナンスが大変ということです。
また、生活音やにおいが気になる場合もあります。吹き抜けで後悔しないためには、高気密高断熱住宅にする、シーリングファンや輻射式暖房の活用、照明器具の工夫などの対策が必要です。
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