住宅リビングの広さや広く見せる方法について解説いたします！

家族が1日の多くの時間を過ごすリビングだからこそ、できるだけ広くくつろげる空間にしたいものです。しかし、敷地面積や間取りなどさまざまな制約から、理想のリビングの広さを確保できないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、理想的なリビングの広さを解説するとともに、リビングを実際よりも広く見せる方法もご紹介します。リビングの広さをどうしようかお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

□理想的な住宅リビングの広さとは？

近年の住宅のリビングは、「リビング、ダイニング、キッチンがひとつの空間にあるLDKタイプ」か「リビング、ダイニングのみのLDタイプ」のどちらかが多いです。今回はLDKタイプのリビングの広さの目安を見ていきましょう。

＊8～12帖のリビング

この広さのリビング(LDK)は、1~2人暮らしに向いている理想の広さです。1~2人暮らし向けのアパートやマンションでよく採用されており、食事をするダイニングスペースとゆっくりくつろぐリビングスペースとで使い分けるには十分な広さです。

＊12～16帖のリビング

この広さのリビング(LDK)は、お子様がいる家族が快適に過ごすために最低限必要なミニマルサイズとなります。必要な家具を配置すると、お子様が走り回れるような十分な広さは確保できません。特にお子様が2人以上いるご家庭では、窮屈に感じてしまうこともあるでしょう。どうしても敷地面積的に12～16帖ほどの広さしか確保できない場合は、リビングにテーブルを置かないなど家具選びで工夫をすると良いでしょう。

＊16～20帖のリビング

こちらは、お子様がいるご家庭で最も一般的に採用されるリビング(LDK)の広さです。4人家族であれば20帖は十分な広さであり、お子様ものびのびと遊べる空間になることでしょう。最低限必要な家具以外にも、パントリーや作業台を設けたり、アップライトピアノを置いたりする余裕もあるはずです。

＊20～24帖のリビング

友人や親戚を呼んで大人数で集まっても、ゆったりと過ごせる広さです。お子様が多いご家庭や、よくホームパーティを開催するご家庭におすすめです。一方で、家族がそれぞれ帰宅時間が異なりあまりリビングで家族団欒しないご家庭や、人を家に招く機会が少ないご家庭では、リビングが広すぎて持て余してしまう可能性があります。

□住宅リビングを広く見せる方法

住宅のリビングの広さの目安を紹介してきましたが、自分の家庭に理想とされる十分な広さを確保できないこともあるでしょう。しかし、十分な広さが確保できなくても、広く見せることができれば快適にリラックスして過ごすことができます。住宅のリビングを広く見せるために大切なのが、インテリア選びです。

まず、リビングには収納スペースを十分に確保しておきましょう。
リビングは家族全員が共通で使う場所なので、どうしても多くのモノが集まってきます。お子様のリュックサックやゲーム、掃除用具や家電、書類や書籍など、さまざまなジャンルのモノが散らかっていると、どうしてもリビングが実際よりも狭く見えてしまうでしょう。すべてのモノに定位置となるような収納スペースを設けることで、常にリビングがすっきりと片づき、広々と快適に過ごすことができます。

次に、インテリア家具の高さを揃えるようにしましょう。
新しい住宅のリビングに合わせて、新調する家具もあることと思います。家具の高さがチグハグになると、すっきりとしない不揃いな印象を与えてしまいます。リビングを広く見せるには、背が低めの家具で高さを揃えることをおすすめします。例えばソファや収納棚の背が低めだと、壁に余白が増えて広く開放的な空間を演出できます。

最後に、色の統一感に気をつけましょう。
新しい住宅だからといって好きなインテリアを好きなように購入して配置すると、統一感や落ち着きのないリビングになってしまいます。これはインテリアに限らず天井、壁、床の色にも言えることです。面積が広い天井、壁、床の色に統一感を持たせ、その印象とチグハグにならない相性の良いインテリア家具を選びましょう。広々と見せるということに焦点を当てると、濃い色のインテリアよりも薄い色の方が圧迫感がなく、広く感じられると思います。

□まとめ

今回は、住宅のリビングの広さの目安や、リビングを広く見せる方法について解説しました。
家族構成によって理想的とされる広さは異なります。敷地面積や間取りなどの関係でどうしても十分なリビングの広さを確保できない場合は、ご紹介した方法を取り入れて広く見せる工夫をしてみてください。

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