スタッフブログ

全館空調のメリットとは?注意点についても解説します

2022/09/23

注文住宅を検討する方であれば「全館空調」を考えられる方もいると思います。
海外の家やホテルでは一般的なシステムですが、日本でも見かける事が多くなりました。
今回の記事では全館空調のメリットや注意点についてご紹介していきます。

 

□全館空調のメリット

全館空調とは空調を一元管理するシステムを導入し、壁や天井、床下にダクトを通す事で家全体の冷暖房を調整する設備の事です。導入を決める人が増えている人気のシステムですが、次のようなメリットがあります。

 

*家中の温度を一定にする事ができる

全館空調の代表的なメリットは「家中の温度を一定にする」ことです。
そうすることで、リビング、玄関、廊下など、どの場所にいても快適に過ごすことができるでしょう。また、ヒートショックや熱中症を防止する事もできます。

 

*冷暖房機器が少なくて済む

全館空調は、室内をスッキリ見せることができます。
壁掛けエアコンに比べると、室内に露出する冷暖房機器が少なくなるためです。
また、室外機も少なくなるので、エクステリアもスッキリと見せることができるでしょう。

 

*空気がきれい

全館空調は高性能な換気機能を備えているものも多く、空気をきれいに保つことができます。
また、空気清浄機能や家庭用除菌機能をもつ全館空調システムを採用すれば、家屋内全体の空気を一定にきれいに保つことができます。

 

□全館空調の注意点

便利な点が多い全館空調ですが、注意点もあります。ここでは全館空調を導入する上で注意するポイントについて解説します。

 

*掃除の頻度

フィルターのお掃除の頻度は月1回程度です。
ほこりの量は、壁掛けエアコンのフィルターと同等くらいなので、壁掛けエアコンと比べて、全館空調の掃除が大変だということはありません。

 

*全館空調の寿命

全館空調の製品寿命は10年程度と言われております。
使い方の状況によっても変わりますが、一般的には10年で取り替える方は少ないです。
実際は十数年利用される方が多いです。
10年程度利用し「空調の効きが良くないな」と感じたタイミングで施工会社やメーカーなどにご相談するのが良いでしょう。

 

*虫やカビの対策

カビの発生に関してですが、全館空調は乾燥気味になることが多いため、加湿との関連性は薄いと考えます。
加湿により、カビが発生する可能性がありますが、その点に関してはエアコンも同じなので、全館空調は関係ありませんのでご安心ください。
虫の侵入については、外気取入れにほこりや虫のフィルターがあり、また窓を開ける頻度も少ないため、虫が侵入する可能性は低いです。気密性が高い家と全館空調の組み合わせであれば、一般の住宅よりも虫は入り込みにくいでしょう。

 

*アフターフォロー

全館空調システムは定期メンテナンスが必要であるため、アフターフォロー・メンテナンスが充実している会社を選択することを推奨します。
・具体的にどのようなメンテンスがあるのか?
・消耗品などの交換時期は案内してくれるのか?
このような点を導入時に確認しておくと安心です。

 

□まとめ

全館空調は様々な面でメリットがあります。
気になる点としては、導入コストやメンテナンス、故障のリスクなどです。
そのため、導入検討時には家族にとって、どのようなメリットがあり、どのくらいコストがかかるのかなど、全て納得した上で導入することを推奨いたします。


カテゴリー: お役立ちコラム  
道下工務店の施工エリア 福山市・府中市・尾道市・三原市・井原市・笠岡市など備後地区一帯の注文住宅なら道下工務店にお任せください。